live reports

“VOICE OF HARMONICA”
2001.1/16東京 南青山 『マンダラ』

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01011602.jpg 日本海側は大雪になっているというのに、東京はスッキリと晴れ上がった空。青空を恨めしく眺めつつ、会場の南青山マンダラへ向かいました。今日のライブはひさしぶりにグッさん(野口明彦さん)が参加されるとあって、ワクワク度120%! 開演前は隣に座ったナオミさんご夫妻としばし談笑。こうやって気軽にお話できるのもアリタイの取り持つ不思議な縁のおかげ、ありがたいものです。ほどなく場内が暗転して、いよいよアリバンドのご登場です。
 バカボンのベースラン、グッさんのハイハットを刻む音でスタート! 1曲目の『子象の行進』から、バンドも客席もノリノリです。ひさしぶりにアリバンドのフルメンバーが定位置にいる! うーん、やっぱグッさんが入ると音がちゃうなぁ。2曲目は『ターン ターン ターン』 アリさんは掲示板での約束を忘れてはいませんでした。
 お次はアリさんにはめずらしく、ブルースのナンバーが2曲つづいた。『A Tribute Little Walter』はチャーリー・マッコイが故リトル・ウォルターに捧げたスローブルース。西海さんのタメのきいた泣きのギターがえぇなぁ。『JUKE』はリトル・ウォルターが1950年代にヒットさせたアップテンポなブギ。踊るようにピアノを弾きまくる羽毛田さんがすごい! 演奏を終えたアリさん「熱っ~う! 羽毛ちゃん、飛ばすねぇ(笑)」
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piano
Takefumi Haketa
bluesharp
Koichi Matsuda
guitar
Takashi Nishiumi
『RUBY』はボビー・ジェントリーがヒットさせた、往年のミュージカルナンバー。ゆったりとした曲調は、つづく『シェナンドー』と共にキレイにベンドされたハーモニカの音色が耳に心地よかった。 「それでは、もう1部最後の曲になってしまいました」と、あっというまに恒例の『Popity Pop』へ。アリさんは「2部はたっぷりとありますから、お楽しみに!」といつも言うけれど、1部もたっぷりとやって欲しいよなぁ(笑) 隣のナオミさんも、笑ってうなづいてくれました。

 2部のスタートはお馴染みの弾き語りからと思いきや、ギターを抱えたアリさんは「何でも演りますよ(流し風に)」と、客席にリクエストを。Tstchanから「髭とルージュとバルコニー!」とは、非常にマニアックなリクエスト(笑) 「浜辺のうた!」の声に応えて「西海君、いる?」と、カウンターの隅でくつろいでた西海さんをステージに召集(笑) 『Si Bheag,Si Mhore』もデュオで演って、しっとりと聴かせてくれました。マイスターもローデンもキレイに鳴ってるなぁ。
01011606.jpg10 Holes Diatonic Harmonica HOHNER Maister Klasse Acoustic Guitar Lowden O-32
 そして、ここからがアリさんの真骨頂。タンゴあり、古典の舞曲あり、ポップなコマーシャルソングありと、ハーモニカ一本でさまざまなバリエーションの曲を聴かせてくれる。ただいろいろと並べただけじゃない。そこにはアリさんの持ってる世界観や、何かを伝えたいと思う情熱、みんなを楽しませようとするミュージシャン シップみたいなものまでが込められているようで、それが聴く者の心を引きつけるんじゃないかと思う。今聴こえてくるのこの音は、まぎれもなくアリさんそのものなんだろうなぁ。うーん、まさにアリワールド! アリバンド! 『オカリナ・タトゥー』では怪しげな真っ赤な照明に包まれて、エキゾチックな旋律が。『ARI-III』ではパスハーモニカの重い低音や弾き出されるタンバの音が、会場いっぱいに響きわたる。はちこさんやアリさん初体験の方には、どんな風に聴こえてんのやろうか。
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ARI-III Bassharmonica and Tamba
01011609.jpg LOUISIANA MAN
featuring T.Nishiumi GO! GO!
 『LOUISIANA MAN』は南部の渇いた感じが気分。西海さんの弾くスライドがメチャかっこえぇ~! アリさんは思いっきり吹きまくって、最後にはハーモニカが逝ってしまいました。
そして、いよいよ『ランドサット』 野口さんが入ったのを聴くのはひさしぶりやなぁ。気を利かせたアリさんが、マラカスを放り投げてくれた。ナイスキャッチ! 美章園さん、ナオミさん、じみへんがパーカッションに加わりました(笑) 羽毛田さん、バカボン、ヤヒロさんとつないで、いよいよ真打ち登場。グッさん、叩く!叩く! あっ、スティックが飛んだ(笑) 気合いの入ったドラミングに、会場からやんやの喝采が飛びます。イェ~!
最後は『アメイジング グレイス』の美しい余韻でしめて終わりと思いきや、大きな拍手をうけ怒濤のアンコールへとつづくのであった. . .
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bass : VAGABOND Suzuki
drums : Akihiko Noguchi
perc : TomohiroYahiro
01011612.jpg『もぐら』 作詞・作曲 / シバ
ずんぐりもぐらのいうことにゃ 地面のなかがいちばんさ
ここほどいいとこまずはない 当分ここで暮らしやしょ
穴掘り仕事でいちにち暮れて どこまで掘っても真っ暗で
夜やら昼やらわからない いちにち暮れたもわからない
暗え暗えつちのなか こんなところはゴメンだと
おいらの仲間はでていった あんたも達者で暮らしなと
昨日は東に今日は西 それでも暗い地面のなかじゃ
どっちが北やら南やら おいらの行き先ゃわからない

もとより暗い地面のなかじゃ やつの行き先ゃわからない
風の便りに聞いたのは シャバで日干してはてたとさ
おいらも陽の目はみたいよね それでもおいら今のうち
穴掘り仕事に精をだそう! 穴掘り仕事に精をだそう!
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もぐらのノリのよさに、アリさんは客席にふたたびリクエストを。

「くつが一足あったなら!」
「うーん、ちょっと21世紀にはさびしいかなぁ. . . 他に?」(笑)

「ほがらか!」
「ほがらか?(笑) それはそうとう古いですねぇ. . . 他に?」(笑)

「Mellow Down Easy!」
「ちょっとキツイなぁ. . . ゴメンね」 バカボン「それ、リクエストになってないよ!」(笑)

「オレンジ ブロッサム スペシャル!」
「オレンジ ブロッサム! それを待ってたんですよ。」(爆笑)
 オレンジは絶対やると思ってたから、みんなわざと外してたのに. . . 
 アリさん、何やそんなオチやったんですか(笑)

「あぁ、言わなきゃよかったなぁ. . . すいません(笑)」
「それではリクエストにお応えして、オレンジ!ブロッサム!スペシャル!」(爆笑)
ひときわ大きな歓声の中、21世紀の幕開けにふさわしい曲(笑)で今夜はおしまい。
メチャ楽しいライブでした。アリさん、お疲れさま。サンキュー!

最後に特派員の役目として、主役お二人のツーショットを撮ってきました。
終演後のくつろいだ雰囲気が伝わりますでしょうか?

以上、じみへんのライブレポでした。

やんもさん、はちこさん、写真の提供ありがとうございました
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グッちゃん(野口明彦さん)とアリさん
◇プログラム
1-1. 子象の行進 2. ターン ターン ターン 3. A Tribute to Little Walter 4. JUKE 5. RUBY 6. シェナンドー 7. Popity Pop

2-1. 浜辺のうた 2. Si Bheag,Si Mhore 3. ミケランジェロ 4. タカシマヤ 5. オカリナ・タトゥー 6. Three Dance 7. ARI-III 8. LOUISIANA MAN 9. ランドサット 10. アメイジング グレイス

アンコール 1. もぐら 2. オレンジ ブロッサム スペシャル

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