live reports

“VOICE OF HARMONICA”
2002.1/10東京 南青山 『マンダラ』


行ってきましたマンダラライブ! 今年のライブ初めもアリさんからとは、春から何とも縁起が良いです。思えば南青山は実に一年ぶり。去年は大雪のために帰れなかった事が懐かしく思い出されます。今回はアリさんのご厚意で発売前のNewアルバムを聴けたので予習もバッチリ(笑) あのサウンドがライブで再現されるのかと思うとワクワクしてきますね。会場にはナオミさんやハケポジ管理人のasiさん、アリさんとはシトロエン仲間のMin^2やムーンさんの姿も見かけました。
ビールなんぞ飲みつつ開演を待ってると、背後から不意にハーモニカの音が。振り返るとそこにはあのミッキー・カーチスさん! アリさんと何やら談笑のご様子。ダンディーなお姿は今でも健在でした。舞台のそでではバンドのメンバーが有田さんのブズーキを囲んで雑談中。みなさんリラックスした開演前です。
ほどなくして場内が暗転、ライブは静かにスタートしました。


優しげなギターのイントロで一曲目は『Dance of the Hannybees』 おっと、いきなり新譜からの選曲とは。お花畑にでもいるような(笑)可愛らしい曲調に、会場の緊張した空気も和んでいきます。思わず微笑んでしまいました。
『フレイラック』はユダヤのクレズマー・ミュージック、『ラ・パルティーダ』はラテンのフォルクローレと、どちらも民族色豊かな楽曲。哀愁を帯びた旋律が情感を誘います。『ニューシネマ パラダイス』も合わせ、ここまですべて新譜からの選曲。アリさん「新曲が続いて緊張するわ」と言いつつも、意欲的にライブを進めて行きます。

Ari's Partners
照明を浴びてカラフルに光るハーモニカ。(ボケボケですいません)
赤いケースはHONNERの「Golden Melody」
ライブで使われることは稀だったと思う。今回は珍しく何曲かにこれが使用された。

アリ「今日の有田君はギターの見せびらかし大会やね」(笑)
「複弦大王様?」
有田「CDを復元 . . . あっ、再現します(笑)」
アリ「弦の数だけでもすごいですよ」
西海「げっ、弦の数」(笑)
アリ「8、16、36 . . . 50弦ぐらいあるんちゃうの」(爆笑)

アリ「えーっと、次はなんでしたっけ?」(笑)

ここで選曲は一転、『子象の行進』『JUKE』とお馴染みのアップテンポなナンバーに客席から手拍子や歓声が上がります。やっぱライブはこうでなくっちゃ。イェーイ!


『原始の黄昏』は羽毛ピアノ(羽毛ポジ風)がゆったりと耳に心地いい。やわらかなタッチの音に満たされていきます。『Popity Pop』はいつもの儀式から(笑) お約束のソロ回しではまたしても有田さんが標的に。敬愛するギタリストの名前を呼ばれ、照れ笑いを浮かべてられてました。

「ギター、ジャンゴ・純弘!」(笑)

羽毛田さんが静かにピアノを弾き始めた。即興で弾いたフレーズに、バーのラウンジでジャズ・ピアノに耳を傾けている気分だ。行ったこともないのにね(苦笑)
『When I fall in love』はVictor Youngのスタンダード・ナンバー。多くの歌手に歌い継がれ、映画のサントラとても有名な曲だ。羽毛田さんと二人、シンプルにデュオで聴かせてくれる。
『デボラのテーマ』もギターとのハーモニーが絶妙。レコーディングでは二人のガットギターがフィーチャーされている。作曲はエンニオ・モリコーネ。そう言えば、羽毛田さんって某サイトでは和製エンニオ・モリコーネなんて呼ばれていたなぁ(笑)
今度のアルバムのテーマには"ハーモニカとのシンプル・バトル"があったようだ。曲調も静かなものが多く、アレンジ、編成もいたってシンプル。アルバムでは個々の楽器の一音までが浮かび上がる仕上がりになっていた。

ギターを抱えた渡り鳥
松田"小林旭"幸一

クツが一足あったなら/Good night IRENE
途中、高田渡さんの作詞の歌をみんなで歌う。
びっくりしたけど、お客さんがしっかり歌っている。 いい大人の男女のしっかりした声が沢山だ。 一番後ろのまん中の席にいて光栄だったかも。
世の中がどんな状況であれ、人は歌うのだ。 人生を謳歌するのだ、楽しむのだ。 楽しみたいからここへ来たのだ、すごい納得。
そして自分も口ずさんだ。

はちこ

『ミケランジェロ』『オカリナ・タトゥー』『Three Dance』では異国情緒たっぷりにアリさんの音世界が広がる。情熱的なメロディー、魅惑の旋律、目の前にいろんな風景が浮かび上がってきます。
『タカシマヤ』ではCMの話に。確かに録音の仕事はしたとても、放映されるかどうかはスポンサーの意向。所詮は商品イメージが優先される世界なんだと。その場限りの仕事、ここにいるみんなは経験済みだと言う。そんなもんなんだろう。それにしてもアリさんは何か勘違いしてるのか「これ、どこの会社のCMやったかなぁ」なんて言っている. . .

「アリさん、これって高○屋じゃなかったんですか?(笑)」


いよいよライブも終盤戦。『ランドサット』『オレンジ ブロッサム スペシャル』とくれば気分もノリノリです。羽毛田さんの躍動感あふれるピアノ! バカボンは縦横無尽にベースを操り、アリさんは激しくタンバを打ち鳴らす。有田さんのバンジョーの弾きっぷりも痛快だ。迫真の演奏に客席からは大きな歓声が上がり、ライブの興奮はピークに達しました。

ランドサット
ランドサットの羽毛田さんの弾きっぷりと言ったら!
「すごい!ここまで弾くか、まだ弾くかっまだまだ弾くのかっっ!」
だんだんその弾きっぷりが爽快に感じられて笑い出してしまいます。
自由なんですね。客席が自由にさせてもらえる、すごく楽しいんです。 素晴らしい演奏にはその場で拍手をかけ声を、心に染みたら涙を、
楽しかったらリズムに乗って、本当に身体いっぱい楽しめます。

やんも


Funky!!
Vagabond Suzuki on Bass

ランドサットでのベースソロの凄いこと!
久しぶりにジャズ屋の血がたぎってしまいました。

Min^2

Bass Tamba
アリさんによると、体育や音楽の授業用に使う タンバリンの一種なんだそうだ。
タンバリンからリン(鈴)を外したからタンバ。
そのまんまのネーミング(笑)
パーカッショニストとしても活動の場は広い。
奏法を考え出したのはアマチュア時代だとか。
指で弾き、ミュートをかけ、フレームを叩く。
サウンドは刻々と変化していく。
おまけ
タンバに熱中するあまり、思わずマイクがあさっての方向に。
苦笑いのアリさん。はらはら
すかさず有田さんがフォロー!
ナイス・コンビネーション(笑)

Orange Blossom Special
featuring Yoshihiro Arita(Banjo)

有田さんに出会えたたのは、アリバンドのメンバーだったから。アリさんのおかげだ。
バンジョーでジャズ!クラシック!
弦楽器のほとんどを華麗に弾きこなしてしまう有田さんのプレイには、いつもの事ながら感嘆させられてしまう。
今回も持ち込んだ楽器の数は一番多かった。

それにしても、この二人が揃うといつも漫才のようになってしまうのはなぜ?
お互い大阪出身、血がそうさせるのだろう。
笑いの方はコテコテです。


アンコールの大きな拍手にメンバーは再びステージへ。アリさん、お目当てのハーモニカがなかなか見つからず、キョロキョロとちょっと慌てた様子。客席からはクスクスと笑い声。そう言えば.. .と、"AREA CODE 615"ライブでのチャーリー・マッコイとのエピソードを話してくれた。

アリ「チャーリーはポケットのどこに入れるのか、ちゃんと決まっているんですよ」
「僕はライブの日にちを忘れるくらいですから、どこに入れたかは. . . 」(笑)
羽毛田「アリちゃんはね、たまにリハーサルにもハーモニカを忘れてきちゃうんですよ」
「で、何んかごそごそもじもじしてるの」
「. . . ハーモニカ忘れたわ、って」(爆笑)
アリ「スイマセン」(笑)

アリ「チャーリーは63、64歳やったかな、横で見ててもすごいパワーでしたよ」
「師匠!って言ったら、知らん(笑)って言ってましたけどね」(笑)
「メールをもらったんです. . . 2回ほど」
「メール・フレンドになっちゃいました!」(爆笑)

羽毛田「アリちゃん、ハーモニカ見つかったの?」
アリ「見つかったよ」
羽毛田「えぇ! しゃべりながら?」(笑)
アリ「羽毛ちやん、今年はイマージュ・ツアーで忙しいよね」

ハーモニカは見つかるも、なぜか話題は羽毛田さんの近況から太田裕美さんのMCの話へと。

アリ「僕と羽毛ちやんと西海君は太田裕美さんのバックを演ってるんですよ」
「裕美さんは必ずその時々の話題をいきなりふるんだけど、いつも僕が最初で困るんですね」
「で、2番目が西海君でしょ」「もう考えてますよ、ちゃーんと」(笑)
「じゃぁ、ちょっと西海君に聞いてみましょうか」

アリ「どう、最近は?」
西海「やっと正月ボケから目が覚めて. . . さぁ!仕事しなきゃ、と」(笑)
アリ「大分考えてたんでしょ」
西海「ええ、もう2部が始まる前からずっと」(爆笑)

アリ「バカボンにもふってみようかなぁ」(笑)
バカボン「僕もですか(笑) えーっと、あいかわらずですね お正月は家で寝てました」
「今日ここでライブ演るのも一年ぶりくらい. . . 」
「あっ、そうでもないや、他にも演ってました」(笑)

ここまでくると、後は. . . みんなの視線が有田さんに集中します。

有田「やっぱりきましたねぇー(笑)」
「最近はけっこう忙しくて、痩せる暇がないんですよ」(笑)
「今年の抱負は. . . まぁダイエットなんですけど」
「先日、体重計に乗りますと、とあるFMの周波数とまった同じでして」(笑)
「あっ、どこの放送局とは言いません」
西海「わはは、J-WAVEですか?」(爆笑) 注:J-WAVEは81.3MHz
有田「J-W. . . うわぁーお!」
アリ「おもろいなぁ(笑)」
バカボン「短波放送とかの周波数だったりして」(笑)
アリ「そう言えば、短波放送の番組に出たことありましたよ」
「誰が聞いてたんやろ」(爆笑)

漫才はここでお終い。『アメイジンググレイス』の美しい余韻を残しつつ、大きな拍手を背に受けアリバンドはステージを後にしました。アリさん、新曲が多いと言うこともあって多少緊張ぎみの感もありましたが、Newアルバムをフィーチャーした大盤振る舞い! 発売を心待ちにしているファンのみんなには大サービスのライブでした。
ここからは管理人達だけ知っている事実。ライブでは演奏されなかった新録の曲がまだ3曲ほどあるんですよ。アレンジの違う曲もありました。どの曲が収録されているかは. . . 秘密にしておきましょう(笑) お楽しみはまだまだ続くのでした。


report JIMIHEN /special thanks HACHIKO Min^2 YANMO


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