アリのひとりごと

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2003年の終わりに

大みそか、遠くから聞こえてくる鐘の音を聴くのが好きだ。 毎年、家族で近所のお寺に出向いていた事もあったが、その寺が廃寺になってしまったのがきっかけで行かなった。 この辺り田舎なのでみそかの夜はクルマも人も少なく、寺の周囲は足下も暗くなる。地味な寺だがこじんまりしていて好きだ。そんな静けさのあちこちから、家族単位の一団が寺めざして歩いてくる。 本道で拝んでみかんとダルマを貰い、去年もらったダルマをたき火で燃やしてもらう。 それから、鐘をつく行列に並ぶのだ。今年の無事を感謝し、来年の運を祈願しながら鐘をつく。ゴーンと長い余韻のなかで僕はいつも子供の頃感じた、匂いや色、音、声、誰かの顔、テレビのニュース、家の風景など、走馬灯のように現れては消えていく。

投稿日 : 2003年12月30日 18:03 個別ページ表示

悲しすぎる年末

昨日大阪から戻った。 27日の「高石ともや年忘れコンサート」は2週間前に亡くなった坂庭省悟さん追悼ともいえるコンサートだった。なんとか、元気を出し、湿っぽくならないようにプレイしようとしたが・・・・。 楽屋も普段見られない顔ぶれが揃いお通夜のような雰囲気だった。 あんまり辛いので打ち上げも出る気を無くし退散した。明くる日はUSJのFinnegan`s Barにシアトルから Conor Byrneが来るというのでGigに出かけた。Conorはアイリッシュダンスツァーの時に一緒したフィドラーだ。久しぶりのアイリッシュミュージックで楽しい時間が過ごせた。
忙しかった年末だったが、やっと今日自宅に戻り休みが持てた。
しかしそれも束の間、好きなクルマ仲間のBBSでいつもたまり場にしているガレージに来る知人の訃報を知った。そして、来年僕のコンサートを企画してくれていた方のお母さまの訃報も知った。 これほどまで死を身近に感じた月はなかった。
その夜、録画していた小津安二郎の映画は感慨深いものになった。

投稿日 : 2003年12月29日 18:02 個別ページ表示

師走

忙しい毎日が続いている。よみうりホールの高石ともやコンサートで有楽町に行った。しっかり、入り時間を間違え2時間前に着いてしまった。で有楽町界隈を歩いてみた。宝くじを買い求める人たちの長い列、クリスマス商戦で賑わうデパートなど慌ただしい雰囲気。 クリスマスなんてきらいだ。 この時期いちばん似合うのがボブ・ディランの「ミスター・タンブリンマン」。 虚無的なディランバージョンが気に入っている。 年末は今までろくな事が無かった。
喰えない時期は師走から翌春まで仕事が無いことが多かった。 そんなときに限って災難がこれでもか、これでもかと降り掛かってくる。 なんで、俺だけこんな目に遭うのって。 音楽業界も不景気。喧噪のなかどこかの窓辺で途方に暮れている人もいっぱいいる。 
今夜のゲストは遠藤賢司。 1曲目はディランの「Mr.Tambourin'Man」を唄った。激しいストロークでギターをかき鳴らす、そこらへんのアマチュアのようなプロのロックバンドなんか歯が立たない。 高石さんのファンはみんなポカンと口を開けたまんま。すばらしいステージだった。 60年代京都の寺や、大阪の喫茶店でよくエンケンと一緒だった。 友部正人、シバ、高田 渡などみんなユニークだった。 やっぱりお客はホカンと口を開けていた。アングラフォークってだれかが言っていた。
今夜のよみうりホールは省悟くんの追悼になるのは当然。 高石、坂本、松田の3人ともそれぞれの想いでコンサートに向かったと思う。「海原」を吹いていて又涙が溢れて来て途中辛かった。 
 ミスタータンブリンマン! ぼくに1曲唄ってくれ、どっか連れてってくれ、ジングルジャングルモーニン あんたについていくよ。

いまなんにもしたくない

投稿日 : 2003年12月20日 18:01 個別ページ表示

坂庭省悟さんへ

坂庭省悟さんが12月15日夜永眠された。享年53才。 昨夜、お通夜に向かった。
長い間会えなかったので、その眠る顔を見たら涙があふれ止まらなかった。
いままで一緒にステージに立ち演奏していた姿が次から次へと走馬灯のように現れた。省悟君は誠実でまっすぐに生きた。
その顔を見たとき、そう思った。 口元に優しさをとどめ、すべてを悟った仏様のような寝顔だった。 あなたはどんな人にも分け隔てなく、人と人との繋がりの大切さ、慈しみを心をこめて唄った。 ぼくらはどれだけ幸せな時間を持てた事か。
京都に行けばいつだってあなたが待っていてくれた。 
悲しくて悲しくて悔しいけれど、きっと今頃木田高介さんらと、思う存分うたってることでしょう。 マーチンとボタンダウンのシャツにリーバイスを履いてあの高い、ハスキーボイスが聴こえてくるようです。 あなたの姿形は無くなっても、その魂は
僕らの中に生きていると確信します。
合掌。

投稿日 : 2003年12月17日 18:00 個別ページ表示

小津安二郎

いよいよ今日から小津安二郎の映画がBS2ではじまった。 第一回の今日は「東京の女」というサイレント映画。うちの子供は「これ何?」って驚いていた。言論や表現の自由が規制され出し、日本が軍国主義に染まって行く時代、若者の自殺者が急激に増えはじめる背景のなかでつくられたらしい。 例の徹底したローアングルから撮るカメラがやっぱり印象的だった。時代が時代だけにフィルムが傷んでいて観にくいのだが、ストーブの上にのったヤカンや、ちゃぶ台の上の日用品ごしに、姉と弟の悲しみを表現していた。 一時間の短い小品だった。 次回がまた楽しみだ。

投稿日 : 2003年12月02日 18:00 個別ページ表示

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