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以前から欲しかつたハーモニカのCD「22 inspiration」をアメリカのAmazonComから手にいれた。これはフランスのDiatonic Harmonicaの名手、J.J.Miteauが今世紀あらわれた偉大なハーモニカプレーヤーのパフォーマンスを寄せ集めセレクトしたアルバムだ。お馴染みToots,CharieMcCoy,StevieWonder,SonnyBoyWilliamson,Big Walter,Little Walter,James Cottonなどはもちろん、僕の好きなHugo Diazまで入ってる。僕も影響受けたアイリッシュグループOPEN HOUSEのMark Graham の「Tour de Taille」も聴ける。Markは有田君のアメリカ時代の友人でもある。それからCharie McCoy以前のカントリーハーモニカの名手Jimmy Riddleはここではクロマチックハーモニカを使ってFreight Train Bluesを吹いていてこれがかっこいい。新しいハーモニカプレーヤーもちゃんと入っている。Michel Herblinの「Voice」も新しい感覚。OverBlowBendingを自由自在に操りスケールも面白い、それでいてDiatonicの特性をうまく生かした演奏だ。面白いところではアイルランドのPhil Murphyだがこれは複音ハーモニカを使っている。リールを2曲吹いているがアイリッシュではホタン式のダイアトニックアコーデイオンをよく聴くが、これとよく似た雰囲気を出していた。Greg Szlapczynskiという難しい綴りの名前のプレーヤーははじめて聴いたがとても美しいトーンを持っていて、まるでジャズコンボで演奏されるサックスやトランペットを吹いてるように聴こえる。Thierry Crommenはベルギーのクロマチックとダイアトニックのプレーヤー。なんと彼は5月17日に中川イサト氏のライブに来るのだ。僕の記憶では何年か前の横浜で開催された世界ハーモニカフェスティバルにノミネートしていたと思うのだが・・・演奏を聴いた記憶が無い。それで今回はじめて彼の演奏を聴いたが、ここではクロマチックを吹いていてやはり同国のTootsの影響が濃いなと感じた。東京ではダイアトニックを吹いてくれるか楽しみだ。
このアルバムで一番衝撃を受けたのが、40年代から50年代にかけて活躍し、戦後来日したこともある、Borrah Minevitch&Harmonica Rascalsの「On The Loose」だ。1941の録音で編成はハーモニカアンサンブルだが、リズムのグルーブ感がとにかく強烈!! 80年頃ナッシュビルのスタジオの駐車場で変な老人が自分はハーモニカ吹きでラスカルズにいたんだ、テープをあげるから聴いといてくれって貰ったことがある。帰国後テープを聴いたがなにも音が入っていなかった。あのときHarmonica Rascalsのこと知っていたら、と後悔している。他にも戦前のハーモニカプレーヤーが何人か入っているし、FENのジングルに今でも流れるあのMagic Dickの「Whmmer Jammer」まで入っている。 ハーモニカファンならこれは必携のCDだと思う。 ぼく自身はやっぱり戦前のハーモニカが好きだな。こんどパリに行ったらジャン・ジャック・ミルトーにぜったい会いたいと思った。