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ハーモニカ教本を書いたのは1984年のこと。自分の写真も若くて、中身ももう古くなってしまった。そう思ってそろそろ書き直さねばと思っていたら、出版社からリニューアルの話が舞い込んだ。84年の教本を書いている頃は、まだ日本にブルースハープの教本が無かった時代。メーカーが出していたハーモニカ機関誌のコラムに時々見かける程度で、体系化はしていなかった。アメリカのHow Toものもリーフレット程度のものしか入ってこなかったりで、情報は無いに等しかった。こうなれば、自分の知っていること、今まで体験して得たことを書くしか無いと書きはじめた。1年間だらだらと書き貯めた原稿で本は完成した。それくらい仕事もなく暇はあった。当時はまだブルースハープのことは認知度ゼロ。自分もハーモニカで飯を喰うなんてこと一度も考えたことも無かった。まだバンド人間で、歌を作って唄ったり、ベースを弾いたりしていた時代だ。そのうち、バンドブームやらでハープのことが次第に知られるようになり、ブルースハープが売れだす。このころホーナー社の輸入元であるモリダイラ楽器の倉庫で教室を始めたので、棚にある商品の売れゆきが実感できた。それと同時に教室の生徒数も増えて行くのだ。教本も再版を重ね思わぬ収入で本当に生活が助かった思いでがある。現在、ブルースハープの教本、ビデオ、CD,曲集などたくさん出版されている。僕の教本を参考にさせてもらいましたと、声を掛けてくれる著者も何人かいた。あれから20年経ったけど、また、今まで勉強したことを書きくわえてみようと思っている。