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今日、某社ハーモニカ開発担当の人が我が家に来られた。若い二人連れでとても熱心に僕の意見を聴いてもらった。僕はずっとHohner社の10穴を愛用している。でも、特殊なマイナーKeyやその時の気分でメジャーKeyでも国産の10穴を使用している。国産の10穴の長所はレスポンスが良い事だ。そしてそれが欠点にもなっていることだ。軽くて、吹きやすいということは、得てして音色が薄っぺらく、コントロールしにくい方に行ってしまう。今日はその辺りの事をハードの技術的な面から突っ込んでみた。Hohnerの10穴の良いところは、奏者の思うとおりに音が追従してくれるところだと思う。例えば一つのロングトーンを吸って演奏する時、音の立ち上がりから、音の半ばあたり、音の終わりまで微妙に表情をつけている。小さい音量から中庸の音量、そして小さく消えて行く音量など、こうした演奏時に思うとおりハーモニカがついて来て欲しいのだ。国産の10穴はここが今いちと思っている。しかしこれは僕の個人的な感覚かも知れないので断定はしない。自分が使いやすいと思うハーモニカが一番なんだから。げんに前に話したプロトタイプは最初はもうひとつだったが、何年か後には違和感なく使えるようになっていたことがある。今日の興味深い技術の話に、音量はリードとスロットの隙間の開け方でかなり変化すること。リードプレートの厚みによって音色が変わったり、リードの重さ、カープのつけ方などで様々な変化を見せるらしい。勉強になった一日だった。目の前に様々なチューニングのハーモニカが並んでいてどれも魅力あるハーモニカになるため光輝いていた。こんど会うときは僕のアタッシェケースにぴかぴか並んで待っていて欲しい。