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今日は夕方から市ヶ谷にある「サウンド・イン」にて録音。早めに入ると久しぶりのAc.Guit.の田代君、加山さんや森山さんのサポートで知られるベテランの谷さんがいた。その他ストリングス、ドラム、ベース、ピアノなど大きなAst.がいっぱいだった。ここは、福山雅弘の録音でも使った同じスタジオ。お題は八代亜紀「お酒を飲んで」。同録である。キーはD。テンポ68。スローだ。
前日もらった譜面を前もって昨夜3枚コピーし、ファーストポジション用とセカンドポジション用に。万が一に備えてフィフスポジション用も用意し、自分用に書き換える。曲が少しブルース調で、セカンドポジションになるとGキーのハープを使うが、Gはハープの中でも一番低いピッチ。イントロのメロディが2オクターブジャンプしているし、ローパートでは音が潜るかもしれない。で、念のためHiGを持参する。吹く箇所も多い。これはひょっとして同録では無理かも。予想は的中。アレンジャー、プロデューサーはブルースハープにこだわっている。でも、楽器の機能は解ってもらっていないようだ。で、しばらくベーシック録音が終わるまで待機するように指示が。これは、居残ってお勉強させられるみたいでちょっと格好悪い。名手たちの演奏は2テークで終了。みんなさすがに上手い。そして、僕の番がやってくる。エグい感じでベンドして欲しいと注文がくる。始めはセカンドでトライ。どうも違うようだ。こんどはファーストのDでやってみる。何とか行けそう。しかし、F#の音をベンドして欲しいときた。しかし、低いほうのF#は吹く音でベンドは出来ない。で、そこだけHiGに持ち替えて音をひらう。HiGは1オクターブ高くチューニングされている。こんなややこしい、かちゃかちゃとハープを持ち替えている様は、コントロールルームに居る人には見えない。そうこうしながら、結局フィフスポジションが一番適していると判断。今度はAのハープをメインにし、サブにHiGハープを。HiG持って来て正解。これで、皆さんに納得してもらったようだ。ここまで1時間かかった。録音の途中でアレンジャーの方は固定ドで指示がくるが、今回は三つのポジションだったのでちょっとばかしパニくった。でも、アレンジャーも途中でハーモニカってそういうもんなんだということがわかってもらったようだ。終了後八代亜紀さんも「良かったよ」とひとこと戴いた。今日の教訓。備えあれば憂い無し。フィフスポジションをもっと自分のものにしなければ。ほんと譜面弱いな。