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今日はNHKの番組で使われる曲の録音で、東京タワーの近く、麻布台アメリカ大使館の脇、その裏はロシア大使館がある等・・・サウンドシティstudioに行った。祭日でとても良いお天気である。早めに着いたのでのんびりと散歩する。アストンマーチンのショウルーム前にはランポルギーニとロールスロイスが止っていた。東京である。スタジオに入るとギターの笛吹(うすい)君が終わったばかり、寛いでいたので少しお話し。笛吹君は吉川忠英氏のもとからこの業界に入った頃から知っている。でもここ10年くらい会っていなかったので懐かしい。指の神経の病気と闘っていたそうでこうして復帰しているのを見て良かったなと思う。今日のアレンジャーは後藤次俊さん。少し前だがフジテレビのオニャンコの音楽担当で有名。僕はずっと昔のベーシスト時代から知っているが。ラストショウで昔木内みどりさんの録音を担当したがその時結婚前だったな。そんな無駄口は喋らなかったが、さっそく録音は始った。今回はダビングでキーはF#。えらいキーでふつうギタリストは嫌がるが、ボーカルに合わせてこうなった。このキーのことはBBSに書き込んでくれたdmanさんのコラムにも説明されているが、ハーモニカ奏者はハーモニカをキーに合わせて取り替えるだけで吹き方は変わらない。移動ドで吹けるのだ。しかし、F#は注意しなければいけない。ファーストポジションではF#のハーモニカを使うが、こいつはピッチが一番高いキーにあたる。今回吹く箇所はイントロ、間奏、アウトロで、イントロとアウトロは同じメロディーでセカンドポジションであるキーBハーモニカで吹ける。しかし、間奏部は2カ所4度のファが#していて連続音になっていた。そこでDbを使って吹くことにする。これは5thポジションと呼んでいる(自分が勝手にそう言っているだけ)が、Dbのハーモニカのファーストポジションのミを吹くことによって4度のファ#が得られる。こうして無事録音はあっという間に終わり、ややこしいハープのお話しも終わるのである。めでたしめでたし。番組タイトルは「しあわせさんよ ありがとう」で歌手は鳥羽一郎&山本譲二のお二方。
裕美さん久しぶりのNew CDが発売され、今回のコンサートはアルバム発売記念コンサート。なので、裕美さんの意気込みはいつもと違って力が入っている。例によって3人編成。古川さんのキーボード、西海君のギター、曲によって裕美さんがピアノを弾く。僕は二人のベーシックが整いつつある頃合いで、パーカッション、ベース、ハーモニカなのか試行錯誤しながら選ばなければならない。
CDの方には今回参加していないが、それを3人編成のサウンドにアレンジされていく作業はたいへんである。僕はカホンという木箱の楽器に座り、そいつを右足の踵で蹴りながら両手は木箱の前部をスネアドラムのように叩く、またはコンガを叩く、またはタンバを叩く、またまたハーモニカを吹いたりもする。ああ忙し。結局こうなってしまうのだ。いっそ、コンガもカホンも手放そうかとも思ったことがある。でも結局こうなってしまう。というわけで、昨日に引き続き足だけやたら重い疲労感。手は関節がふくれてくる。肉体労働である。裕美さんはああ見えて男っぽい人である。注文に容赦はない。僕は譜面に弱いから覚えも悪い。リズムのキープは気を付けなければいけない、特にベースはもろにミスが目立つ。こんなしんどいセットはない。後一日しかリハーサルが無いので、それまで練習しないと付いて行けない。なのでここのところ頭の中はそのことでいっぱいである。
リハーサルが終わると渋谷に出てハーモニカ教室に行く。忙しい一日だった。