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九月の半ばから一週間、録音で群馬県安中にあるトライレコードのサウンドタムスタジオに居た。ソロアルバムとしては通算四枚目になる。ファーストと三枚目の「ハーモニカパラダイス」は自費出版、二枚目の「シルクタッチ」は友人の会社から、そして今回の四枚目は故坂庭省悟さんが生前愛したサウンドタムスタジオを持つトライレコードが制作することになった。CDはそろそろ作りたいと思っていたが経済的に余裕はなかった。半ば諦めていた頃トライレコードのS氏からお誘いを戴くことになり、僕としては願ってもないチャンス、S氏には感謝の気持ちでいっぱいである。それから数ヶ月構想を練り、選曲、作曲などの作業に入った。幸い時間はたっぶりあったので録音は納得のいくまで出来る。
そして録音は一応終わった。 が、数日後仮MIXを聴きがっくり意気消沈。 暫くはブルーな毎日を過ごした。しかし、この試練のなか改めて全体をチェックし直すことにする。そこで半分にもあたる曲を捨て、新たに選曲と作曲を始めた。そしてすでに録音済みのテイクも見直し手を加えた。今日はその作業を終えて戻ったところだが、見違えるように良い仕上がりになった。来週残りの新曲を録音して終わる。ここまで来てやっと今回のアルバムが見えて来た気がする。しんどいけどやっぱり音楽をつくることは楽しく面白い。
ここまでつき合ってくれたミュージシャン、スタッフにも感謝。ほんとはクールな西海君、フィドラーはこの人岸本ちゃん、味付けは宇戸君、忙しいのに群馬まで来てくれた高田蓮君、救世主のように現れたベースの河合君。美味しい料理を作ってくれるS氏と奥さん。素晴らしい写真を撮ってくれた吉田恒星氏など皆さんの力でこのアルバムは支えられている。まだまだ残りに全精力を傾けて取り組もうと思っている。きっと素晴らしいCDになると信じている。
というわけで、カメラは持って行ったが殆ど撮る暇無し。当たり前だ。
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ALTISSAR PERISCOP 1:8 ![]()
ALTISSAR PERISCOP 1:8
毎月第一金曜日は夕方から浅草のはもらん教室へ行く。関越高速から外環へ、川口から首都高速に入り向島で下りる。行きは一時間少しかかる。灰色の町を横目にうんざりしながらハンドルを握っている。しかし、帰りはこの町が輝き出す。隅田川に町の灯りが映りうっとりするくらい。おもわずクルマを止めて撮ったのがこの写真。f16でバルブにして2分間露光。しかし、高速の上は揺れるは揺れる。二枚目は案の定ボケている。それにスキャナの不具合か縦筋が出てしまう。カメラはドイツのALTISSARという単玉レンズのボックスカメラ。絞りが8と16、シャッタースピードはBと25秒しか無い。オモチャである。フィルムはブローニー。しかし、なかなかのレンズで気に入っている。戦後の流行歌で灰田勝彦の「東京の屋根の下」という歌があったが、この歌を聴いていると何だか東京が愛おしくなってくる。年いったか。