アリのひとりごと

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GONTITI

春の気配を感じる暖かい日。久しぶりにルノーに乗り都心にあるというゴンチチハウスに向かった。閑静な住宅街にある二階建ての一軒家が、今日のGONTITIの録音場所。到着するなり、松村さんが僕のルノーを観て気に入ったよう。しきりに「色がええわ」「ルノーの何ていうの、へぇトゥインゴていうの?」「フロントのルーバーがええわ」「京都で見かけた変なクルマ、ありちゃん解れへんかな」・・・といろいろつづく。三上さんはお茶を薦めてくれたり、アレンジャーの方を紹介してくれたり、今日の僕が吹く譜面の説明をしたりしてくれる。今日の録音は一曲。
リズムはシャッフルでいかにもゴンチチらしい洒落た曲である。AとBの構成で、Bパートが決められたメロディー、最後のAの8小節を吹いていきなり終わるらしい。オケを聴きながらそういった説明をアレンジャー氏(ごめんなさいお名前忘れました)と三上さんから受ける。松村さんが「アリちゃん、京都で観たクルマな、前が網はってあったと思うねんけど・・・何やろな」、ちゃんと絵を書いて説明してくれる。僕が「チェコのスコダとちゃう?」とか、「フランスのファセル・ヴェガとちゃうかな」とかいうと、「へぇ、チェコかいな、ええなぁ」。アレンジャー氏が早速インターネットで検索して「これとちがいます?」とか、彼もけっこう旧車好きそう。
マイクの用意ができたようなので六畳ほどのブースに入り、ハーモニカを吹き、音チェックを始める。手元にあるヘッドフォンのコントロールでオケと自分の音のバランスをとる。
先ずはBメロディーをベルの音とユニゾンで吹くのだが、なかなかリズムをあわせられない。僕の悪いつっこみ癖が邪魔をする。何回かテークを録らせてもらいOKをもらう。向こうの方でまた松村さんが検索したクルマを観て「これとちゃうでぇ」「前にな、網みたいなん貼ってあるんやね」・・??・・?・・まださっきの京都の謎のクルマがどうやらと言ってるのが聴こえて来る。
そうこうするうちに、今度はエンジニア氏がマイクチェンジをしたいという事で、ノイマンの真空管マイク#269を取り出した。このマイクはあの名機#67の前のモデルらしい。
このあたりのマイクはすごく良いのは体験しているが、#269に変えたとたん音が明るく、素直な音になった。そして、残りのAパートのアドリブを吹く。3テーク吹いた。吹き終わると、うしろのほうで松村さんが「今のんええわ、ニューオーリンズのラッパみたいやわ、ええわ、これもらおぅ」と。その後、皆でプレイバックを聴く。僕の8小節のアドリブがこれからというところで、いきなり4小節の打楽器だけで終わってしまう。これが絶妙でオモロいと皆で納得。ボク的には「なんという結末」と言う。こうしてGONTITIの録音はいつもながら愉快で楽しい雰囲気のなか出来上がって行く。しかし、音のクォリティを大事にするGONTITIのふたりはやはり素晴らしかった。


ari 投稿日 : 2008年03月01日 03:49

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