アリのひとりごと

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ホスピス

関西の旅が終わり、その後高崎でのライブも満員御礼。ずっと元気にハーモニカが吹けていることに感謝しなけりゃと思う。自分の好きなことやればやるほどやり繰りが大変だが、と思いながら今回のライブの収支を計算中。やっぱりなさけない収支になっていた。とほほ。
先週、上尾にあるホスピスへ演奏に行った。教室の生徒さんに看護士さんが居て、前から誘いを受けていたのだ。他の生徒さんも数人昨年も演奏に行っているそうだ。僕は何かお手伝い出来たらとみんなの伴奏でギターを持って行くことにした。勿論、自分も吹く用意はしている。駅で皆と待ち合わせ上尾の甦生病院を訪れた。ここは余命一二ヶ月と宣告されたガン患者が入院している。先の看護士さんもこの病院で働いていたことがあり、何人もの最後を看取っている。
僕らは演奏会場である小さな談話室に入り、譜面台を置いたり準備をしていたが、そのうち三人の患者さんがやってきた。二人の中年の婦人はベッドに寝ながら、一人の初老の男性は点滴をしながら座っていた。昨夜二人亡くなられたので今日は出席者が少ないとの事。でも、みんな部屋で僕らの演奏を楽しみにしているそうだ。生徒たちの演奏が始った「子象の行進」患者さんの手がリズムをとっている。「ふるさと」や「花」「上を向いて歩こう」、僕は「ミケランジェロ」を吹いた。マイクは無いけれどライブで吹いている時と何も変わらない。目の前にいるのは死を前にした人。ハーモニカは部屋の空気を震わせる。僕らと患者さんの間にある空間に、さっきから音楽の神様がいる。僕はいつもそれを感じる。
演奏は40分ほどで終わったが、アンコールも戴き皆さんに喜んでもらって良かった。
また、来て下さいねと言われ生徒たちもぜひと答えていた。



ari 投稿日 : 2008年04月22日 04:14

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