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ライブが終わり有田君は郊外にあるJonの家に移った。
翌日、友人のアイリッシュダンサーのLisaに電話する。前もってメールが届いていて夕方ブロンクスにあるパプでのライブに連れて行ってもらう約束だった。 電話での英語の難しさで疲れてしまったが何とか地下鉄の駅で待ち合わせ。2001年の日本でのアイリッシュダンスコンサートツァー以来の9年振りの再会である。Lisaは日本通でよく気があつて言葉が喋れなくても何とか通じるところがある。No.1Trainでプロンクスまで1時間くらい掛かった。ブロンクスはちょっと危険な所らしいがLisaはブロンクス出身なので心強い。駅に降りてからしばらく歩いた住宅地にぽっかりとそのアイリッシュパブ「An Beal Bocht Cafe」があった。大きなクチという意味のアイルランド語という意味の店は二階建て吹き抜けの大きなお店だった。メインはMary Courtneyという女性シンガーでアイルランド・Kerry出身。今日は彼女のシングルCDの発売記念パーティだそう。LisaがMaryに僕を紹介してくれてあとで演奏してねと声をかけてくれた。 観客というよりも飲んべえの集まりというか、客席はわいわい、ざわざわ。家族連れも多い。ギネス、ウィスキーが飛ぶように僕の前を通り過ぎていく。サイダーも、コーヒーも紅茶も飲んでいる人もいる。Maryはそんななかでも唄い続けるし、新たに入って来るお客にも挨拶しながらひたすら唄うマナーに敬服。そんなざわめきの中でもみんな唄は聴いていてしっかり拍手する。そんななかで名前を呼ばれてステージに出て行った。アイリッシュミュージックはそんなに沢山知らない。先ずは「Sheebeg SiMohre」を吹く。とたんにみんな静かになっちゃった。ええぃ、何とかなるわといつものように吹いた。Maryがギターでサポートしてくれるがコードがちょっとちがう。が、終わったらすごい拍手と声援がきてしまった。
もっとやってとMaryが言ったので今度は「Kesh Jig」を吹くが、その前に短いリズムバンプを
入れてKeshに入ることにした。 これがまたえらい受けて盛り上がる。終わると、皆がまわりに来てくれて良かった良かったと声をかけてくれ嬉しかった。