先日亡くなった吉祥寺「のろ」のマスター加藤君に今日お別れして来た。
遺体が安置されているのが国立インターそばだったので車で向かった。うちからはとても近い。着いても人気がなく表示の通り二階に上がる。扉も全部解放されていて本当に誰もいない様子。奥の方に棺らしいものがポツンとあった。なんとひとりぼっちなんだ。なんでひとりぼっちなん。加藤君。思わず手を合わしてしまう。余命数ヶ月って癌の宣告され生活していたって友人から聴いていたし境遇もあまり良くなかったことも知っていた。だからなおさら辛いな。でももう終わった。もう天国の階段登ってるやろしゆっくりできる。あっちにはまた高田はいるわ、小斉はいるわ・・・・賑やかやね。
僕は72年に上京して吉祥寺に二年ほど住んだ。そのご埼玉の入間基地そばの米軍ハウスに移った。最初の頃はぐわらん堂に出入りしていたがその後ライブもできる居酒屋「のろ」に通うようになった。高田渡のサポートや、ラストショウのライブをのろでも演奏していた。加藤君は高田渡には厳しい意見をしていたのが印象に残っている。決して嫌いだからではなくきちんとしておいて欲しかったんだろう。色々あったね。長くて短くてやっぱり長いか。
献杯