2021年4月26日月曜日

Amazing Melodies 録音メモ その2

 


1. Moon River (Henry Mancini)
映画「ティファニーで朝食を」でオードリー・ヘップバーンが歌った有名な曲。この曲を聴くと僕は60年代にすぐ戻れる。原曲は三拍子だがトク(徳武)のアイデアで4拍子のレゲーに。西海君のアコギにトクのエレキそれに自分がベースとドラムをダビング。Key.FでハーモニカはBbのカントリーチューニング。

2.Wichita Lineman (Jimmy Web)
言わずと知れたグレン・キャンベルの大ヒット曲。キャンベルがウイチタを旅していた時電線工事で働く人をみてJim Webと共作。Jim Webは最高だ。優れたソングライター。この曲はKey.FだがAメロ6小節目からKey.Dに変わり8小節進みまたKey.Fに戻るという変わったコード進行を持つ。ハーモニカもBbカントリーで3小節を吹き4小節目からKey.Gのカントリーに持ち替えその後再びBbカントリーに持ち替えている。ダビングでコードハーモニカを使用。オリジナルと同じイントロと間奏をトクが6弦ベースで弾いている。

3.Telstar (Joe Meek)
60年代初頭イギリスのグループで最初の全米ヒットチャート一位に輝いたThe Tornadosの曲。ビートルズ以前のヒット曲。人工衛星が誕生し夢多き宇宙時代の幕開けを感じる曲。
ハーモニカにエフェクトをかなり掛けている。この曲でベースとドラム、パーカッションをダビングしたが流石に一人でやるとバテた。地球防衛軍みたいなコーラスは西海君と二人で多重ダビング。トクはエレキ。Key.AでハーモニカもAを使用。サビでオムニコードも。

4. Blue Moon (Richard Rodgers)
最初に聴いたのはエルビスのシングル盤で。なんと僕はエルビスファンクラブの会員だったのだ。ここではシンプルに西海君の絶妙ギターをバックにLow Fのカントリーチューニングハーモニカを吹いている。普通のFより1オクターブ低いので2オクターブ使えるのがミソ。サビからキラキラ後ろで聴こえるのがSuzukiのOmniChord。

5. Vaya Con Dios (Inez James)
メキシコの有名な曲。子供の頃家にあったレスポール&メリーフォードのモノラル盤のLPで一番好きな曲。50年代の雰囲気がありとても暖かく心地よい。西海君はアコギとフラットマンドリン、トクは十八番のナンバーだね。僕はベースをダビング。Key.GでハーモニカはCカントリーとGカントリーを使用。

6. Every Night In Your Dream (Karl Milloecker)
このアルバムの中で一番のお気に入り。アマゾンプライムで映画を観ている時に聴き印象的だったので最後のエンドロールで探し出した。しかしなんの映画だったか思い出せない。この曲は1937年ヒットラー政権前のドイツ映画の主題歌。ドイツ語原題はIch werde jede Nacht von Ihnen träumen。
この頃のドイツ音楽はアメリカのJazzの影響を受けている。曲はkey.EbからDbへそしてEbに戻る構成。ハーモニカはAbのカントリーチューニングと途中4オクターブのクロマチックを使用している。何と言ってもハイライトは西海君の間奏のガットギター。僕は何度涙したか。タイミング、音色が絶妙。後ろでキラキラはやっぱりオムニコード。ベースもダビングした。この曲は西海君と二人で凝りに凝った録音だった。

次回に続く。


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